銀行の役割は融資だけ?銀行はどんな業界・仕事?銀行の仕組みを紹介

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銀行の役割は融資だけ?銀行はどんな業界・仕事?銀行の仕組みを紹介

就職をする際、いろんな業界を調べ、興味のある業界、成長性のある業界に就職をしますよね。
経済の血液であるお金を流通・供給している銀行。
大ヒットドラマ、「半沢直樹」を中心に、銀行を題材とするドラマなども増えました。

 

銀行に対するイメージも人それぞれでしょう。

銀行に就職・転職する際、
・銀行ってかたいイメージ
・銀行は不況業種だし大丈夫かな
・どんな仕事していて銀行って楽しいのかな
・給料はいいイメージがある
・親や親戚は銀行に対して、いいイメージがあるけど、私はちょっとなぁ
など、いろいろなイメージを持っていますよね。
就職が決まった人、就職を考えている人、銀行業界に興味がある人、そんな人の参考になるような記事を書いていきたいと考えています。
今回は、
銀行の仕事の種類
をお伝えしていきます。
そらりゅう
そらりゅう

ぜひ、ご参考にしてくださいね

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この記事を書いた人
そらりゅう

私は、20年間金融機関(地方銀行→メガバンク)で勤務。海外に赴任もしていました。自身の経験から、金融情報、投資(投資信託中心)、海外や日本のレジャー施設、体験談を記事にしています。
ツイッターもブログの簡略版やニュースなどを発信しています。
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銀行の役割は?(初心者向けに簡単に説明)

まず、銀行の業界はどのように成り立っているのでしょうか?

銀行の社会に対する大きな役割は、

・お金を集める
・お金を融資し、経済活動を発展させる
簡単に言うと、上記2つになります。
預金者のお金をきっちりと管理し集め、企業活動をしている企業・個人に融資をし、国の経済・地域経済を発展させる。
これがどの銀行も根底にもっている命題となります。
その為、預金者からの信用・企業の審査が非常に大事であることは理解してもらえると思います。
この命題を出発点として、銀行の業務が展開されていきます。
出典:https://careerticket.jp/media/article/2014/

銀行にはどんな収益源がある?(初心者向けに簡単に説明)

簡単な銀行の役割は分かってもらえたかなと思います。

次に銀行の具体的な業務内容に入る前に、銀行の売上は何があるのかをご案内します。

そらりゅう
そらりゅう

収益源が分かれば、どのような業務があるのか理解がしやすいよね

簡単にご案内すると、

・貸出金の利息収入
・預金、貸出金関係の手数料
・市場での運用やデリバティブ取引の収益
・保険、投資信託など預り資産の手数料
・ビジネスマッチングやコンサルティング等の手数料

貸出金の利息収入

貸出金と預金の差額の利息収入になります。

貸出金には、国内の融資、外貨での融資、住宅ローン、フリーローンなどになります。

預金も日本円の預金、外貨預金などになります。

預金、貸出金関係の手数料

想像がつきやすいのが、ATMの手数料、振込手数料などになります。

融資も同様に、融資組成にかかる手数料だったり、手形の取立手数料であったり、事務手数料であったりします。

簡単に要約すると、銀行の預金や融資を利用した際に発生する手数料になります。

海外では、口座維持手数料という口座の年間費が発生する銀行も多々あります。

日本では、まだ導入している銀行は少ないです。

そらりゅう
そらりゅう

口座管理にも費用がかかりますので、近い将来、日本も導入することが一般的になる可能性があります。

市場での運用やデリバティブ取引の収益

銀行は集めた預金より、貸出金の方が少なければ、預金者への利息負担が大きくなる為、市場での運用をします。

そらりゅう
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イメージがつきやすいのが、日本国債

その他にも、株式運用、外国債券での運用などになります。

よく新聞などで外債の運用などが問題になるのは、運用金額が大きいので、急激な価格変動は銀行の経営に大きなインパクトを与えます。

保険、投資信託など預り資産の手数料

今は、銀行でも保険や投資信託などが購入できます

販売の際に発生する販売手数料や、信託報酬の一部が銀行の収益に反映します。

定期預金は、元本が変動せず利息が付与されるのに対し、預り資産は元本が変動する商品も多いです。

その為、銀行の高齢者に対する販売体制が新聞等で問題視されていますね。

ビジネスマッチングやコンサルティング等の手数料

銀行の強みは、どんな業種でもお客様になるところ。

お金が共通事項ですから、お金さえ利用していれば、だれでもお客様になります。

そんなお客様同士の引き合わせや、お客様のビジネス支援をする際に発生するのが、ビジネスマッチング手数料であったり、コンサルティング手数料となります。

この手数料は、銀行のポリシーによって手数料をもらっている銀行と、もらっていない銀行に分かれます。

以上が、銀行の大まかな収益源となります。

低金利が続いている為、銀行も多くのサービス提供であったり、過去には無料で対応していたことも手数料をいただくことによって手数料収入を増やそうとしています。

そらりゅう
そらりゅう

金融緩和の副作用の1つなのかもしれません。

 

銀行にはどのような仕事、部署があるの?

銀行には、一般法人のように総務部、人事部、経営企画部などのような部署もありますが、銀行ならではの部署も存在します。

銀行によって組織体制が違いますので、大まかなイメージをもってもらうように説明します。

銀行によっては、会社全体、法人、個人、海外に分け、そこに営業や審査等を分けている銀行もあります。

・銀行全体の業務を対応する部門
人事部、総務部、経営企画、広報部
・融資審査をする部署
リスク管理部、審査部などがあり、海外の審査をする部署もあります
・IT系部署
銀行のデジタル系を担当する部署です
・リテール部門
個人向けの商品の部署です。預り資産、ローン、クレジットなど
支店を管轄する部署も入っていることもあります
・法人部門
法人の営業部門です。ここに分野別にファイナンス部隊がいることが多いです。
支店を管轄する部署が入っていることも多いです
・公金部門
行政などのお金を扱ったり、情報収集をする部門になります
・コンプライアンス部門
銀行のコンプラを統括している部署になります
・営業部
支店を管轄する部署を作っている銀行もあります
・グローバル部門
海外支店や海外ビジネスを統括している部署です
法人部署内に設置されている銀行もあります
・システム統括部門
 銀行のシステム系の部署になります
・市場営業部門
銀行の資金運用を行っている部署になります
このように数多くの部署が存在します。
また、サステナビリティなど新たなことを専門にしている部署もあります。
大きなイメージは、銀行全体の人事、総務、経営企画、広報などがあり、個人向けの業務を行っている部署、法人向けの業務を行っている部署、マーケット運用をしている部署、貸出の審査をしている部署などがあります。
銀行によっては、法人、個人の中に審査を持ってきたり、審査を独立させていたりしています。

まとめ

業界によって特色のある会社は多いと思いますが、銀行もその1つ。

銀行特有の部署であったり、専門部隊、専門家がいます。

不況業種と言われ久しいですが、業務としては、おもしろい業務があることを分かってもらえたでしょうか?

次回からは、銀行業務で質問が多いことについてご紹介していきます。

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